2020年9月3日

「あの時ああしておけばよかった」

過去における自らの至らなさがもたらす後悔は

指先に刺さったまま抜けないトゲのように

スリップダメージとしてライフを削っていく

 

そんなことがある度に

僕は青春の影と光を回顧し

過ぎ去った日々と通り過ぎていった人々に想いを巡らせていると

あの頃隣の豆腐屋のタケちゃんが豆を煮ながら

よく口ずさんでいたフレーズが

夕焼け空の隙間から

聞こえてくるような気がするのです

 

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君のお尻へつづく 長い一本糞は
いつも僕を 勇気づけた
とても とても 険しい 細いミチミチだったけど
今 紙で迎えにゆこう

自分の大きな糞便を 負うことが
今までの僕の 仕事だったけど
君を幸せに それこそが
これからの 僕の生き Lucy Lucy

~中略~

君のお尻へ つづく あのミチミチを
今 足もとに たしかみて

今日から 君はただの女
今日から 僕はただ Lucy Lucy

 

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「青春ってもんはよぉ

 夕暮れ時のチンパンジーみたいなもんかもしれねぇなぁ」

「おや、どういうことだい?」

「それを言っちゃあ~おしめぇよ」

「そういうもんかねぇ」